【オススメの本紹介①】「考える力の育て方」

こんな方にオススメの本です。

●子育て中の方すべて!
●子どもがなかなかいうことを聞かない
●したくもないお説教を繰り返してしまう
●わかってもらえずに怒りを爆発させてしまう
●成績が悪いままで上がらない
●このままでは子どもの将来が不安だと感じる
●子どもの行動が何かと遅いと感じる

世界で800万人が実践!「考える力の育て方」

子どもは目の前に現れる障害に対して、自分の頭で考え、答えを出し、行動していく力がなければ、夢や目標を達成できません。この本ではいかにして命令や指示をせずに、子どもの考える力を引き出すか、その手法まで詳しく解説されています。

当書の中でも紹介されていますが、ビジネスマネジメントの第一人者ゴールドラット博士は次のように言っています。
「学ぶことの最大の障害は、答えを教えることではないか?それは、自分で答えを見つける機会を奪ってしまうからだ。自分で論理的に考えて、答えを見つけ出すのが人が学ぶための唯一の方法だと私は信じている。人が考えるようになるためには、命令形の『!』マークよりも、疑問形の『?』マークのほうがよっぽどいい」

この考え方をもとに、子どもの納得感とやる気を高める対話法が紹介されています。


①子どもの「困りごと」を話題にする
「どんなことで困っているの?」
「他には?」
「もし心配があるとしたら、どんなことかな?」

②発言をそのまま受け止める
「〇〇〇で困っているんだね」
「〇〇〇だと思っているんだね」

③ふせんに発言をそのまま書き、貼り、残す
子どもの発言をふせんに書き、貼ることで何度でも思い出したり、復習したりできます。

④穏やかな気持ちで、言葉が出て来るのを待つ
すぐに答えが出てこなくても1分くらいは待ってみましょう。それでも出てこない場合はそれまでの記録を読み返すのも効果的です。

⑤「困りごと」を活用して「理想の状態」を言葉にする
「〇〇で困っているんだね。じゃあ、どうなったら理想かな?」

その場で〇〇〇しなさい!と命令しても子供の納得感がないままなので、空返事になったり、行動を起こさないということに繋がります。上記のような対話法を落ち着いて実践することで、子どもは自分で考えて答えを出すことができます。

さらにこれらの会話の秘訣を「3つの思考ツール」を用いて紹介しています。さまざまな状況を示し具体的な解決策も提示しています。
すぐに使いこなすのは簡単ではないですが、1つのツールからでも実践することで大人や指導者が子どもに接するためのスキルも上がっていきます。

幼児から高校生まで、子どもに関わっている全ての方にオススメです。ぜひ当書を手に取ってみられてください。