【広島県】2023年公立高校入試「自己表現」について

広島県教育委員会より2023年公立高校入試制度についてのWEB説明会が開かれました。

こちらの動画より確認できます。

この度は自己表現についてわかったことをまとめてみたいと思います。また制度変更についてはまずこちらの記事からご覧ください。

自己表現について

①初日(5教科テストの日)に自己表現カードを作成し、2日目に5分以内の自己表現をする。

②自己表現カード自体は評価の基準にはならない、生徒と面接官が進行を確認するためのメモ。

③自己表現は ア、自己を認識する力 イ、自分の人生を選択する力 ウ、表現する力
の3つを評価し、各項目3点~5点で評価する。

④自己表現自体は何を表現してもよい。安全面が確認できること、他の生徒に影響をあたえないことを前提に何を持ち込んでもよい。持ち込まなくてもよい。

⑤自己表現に関して、面接官から質問がいくつかされ、その質問に対する答えも評価基準になる。

自己表現の配分について

入試全体の得点を100点とすると、5教科テスト60点+内申点20点+自己表現20点=100点となります。自己表現は20点分ですが、参加すれば最低で12点、最高で20点となりその差は8点となります。この8点はやはり大きいと言わざるを得ません。最低点は避けるように対策を取るべきでしょう。

どのような対策をするべきか

自分が好きなことや取り組んでいることを突き詰めて考えることです。好きなことに対して何を頑張ってきた(いる)のか、その結果何ができるようになり、何を得たのか、自分を客観的に見ることが大切です。また、将来の夢や職業、何かしてみたいことなどにつなげるとよいでしょう。大きな夢なんてないという人は、大それたことでなくてもよいです。例えば部活で吹奏楽を頑張っている人は、自分がどういうことをしてみたいのかを考えてみてください。大舞台で演奏してみたいでもいいでしょうし、同じ楽器を新しく習う人に教えて音楽の楽しさを広めたいでもいいでしょう。教育委員会の中では推しメンを伝えるというテーマも挙がっていました。どんなテーマでもいいということです。自分は何者で何に興味を持ち、何をしてみたいのかを伝える場です。自分をうまく表現できれば得点は伸びるでしょう。固く考えずに他人に伝える練習をしてみてください。その中で伝える手法を自分のやりやすいように工夫してみてください。

教育委員会より自己表現のサンプルが出されていますので、こちらもご参考ください。