【広島県】2023年公立高校入試 特色枠の内訳が発表されました

広島県の高校入試日程と、各学校の選抜実施内容が発表されています。

2023年広島県公立高校入試制度 一次選抜

■日  程 2月27日~3月1日
■合格発表 3月9日

 今回は、特色枠と一般枠についての詳細が発表されています。その結果を先に述べると、特色枠では学力調査(内申点)もかなり関わってきているという結論になります。

一次選抜には特色枠と一般枠があり、まず特色枠で合否判定をおこないます。その後合格した生徒を除き、残った生徒で一般枠での合否判定をするという流れになります。このように書くと、2回受験するのかと思うかもしれませんが、判定の基準が変わるだけで、実際の受験は1度だけです。そして、特色枠は内申点の割合が高く設定されている傾向にあります(おおよそ4割)。一般枠の内申点は2割です。そのため、中学校での成績が優秀で、自己表現が上手な生徒は特色枠で合格しやすいようになっています。つまり、この特色枠が2022年以前の選抜Ⅰ(推薦)に近いと考えることができます。

それでは、広島市中心部の主要高校について、まとめてみたいと思います。
教育委員会より発表されているの正式な実施内容もご覧ください。(pdfファイル

高校 学科 特色枠 一般枠
割合
(%)
比重 調査書
備考
学力検査
備考
割合
(%)
学力検査
備考
学力 調査 表現 独自
国泰寺 普通 50% 400 400 200     英数2倍 50%  
理数 50% 400 400 200     数理2倍 50%  
基町 普通 30% 400 400 200   副教科2倍   70%  
創造表現 50% 200 200 200 600 副教科2倍   50%  
舟入 普通 30% 400 400 200     英数国2倍 70% 英数国2倍
国際 30% 400 400 200 200   英数国2倍 70% 英数国2倍
広商 情報 50% 400 400 200       50%  
市商 みらい 50% 300 500 200 100     50%  
皆実 普通 30% 400 400 200     英数国2倍 70%  
看護 30% 400 400 200       70%  
体育 50% 200 200 200 600     50%  
広工 5科共通 50% 400 300 300       50%  
市工 6科共通 50% 500 300 200       50%  
井口 普通 50% 400 400 200       50%  
観音 総合 40% 300 400 300   副教科2倍   60%  
美鈴が丘 普通 30% 400 300 200 300 副教科2倍 英数国2倍 70%  

特色枠についての説明

上記の表の見方ですが、国泰寺高校普通科を例にとって特色枠を説明します。

項目の「割合」とは、定員に対しての合格人数の割合になります。国泰寺高校は特色枠は50%、一般枠50%ですので、それぞれ定員の半分ずつ取るということです。基町高校や舟入高校の特色枠は30%なので一般枠の方を重視、つまり、より学力を重視した入試制度といえます。

特色枠の「比重」は1000点満点になっています。(一部1000点ではない学校もあります)国泰寺高校は1000点の内訳が、学力400点+調査書400点+自己表現200点=1000点が満点となります。

「調査書備考」は、特記事項がなければ9教科が平等に評価されます。副教科2倍とは美術・音楽・保体・技家の4教科の評価が2倍になるということです。国泰寺高校は特記事項がありませんので、9教科は平等に評価されます。

「学力検査備考」は、特記事項がなければ5教科(英・数・国・理・社)が平等の配点です。国泰寺高校は英・数2倍となっていますので、配点が他の教科の2倍になっています。

一般枠についての説明

一般枠は、以前の記事を参考にしてください。

一般枠の比重はすべての高校で一律で、1000点満点にすると(学力検査):(調査書):(自己表現)=600:200:200 となります。特色枠で多くの学校が採用している比重は(学力検査):(調査書):(自己表現)=400:400:200 ですので、一般枠は特色枠よりも学力重視ということがいえます。

合格する生徒はどのように変わるのか

では、今までの入試と比べ、合格する生徒はどのように変わるのかを推測します。

1.学力が一定以上のレベルの生徒は調査書に関わらず有利になる
2.調査書は良いが、学力があまり高くなく、自己表現が苦手な生徒は不利になる
3.中3で頑張った生徒は、調査書、学力ともに試験への影響が有利になる

上記の結論に至ります。これは、特色枠の内訳が発表される前とあまり変わらない結論となりました。しかし、特色枠があることで「学力検査」よりも「調査書+自己表現」の配点が大きくなっているので、学力重視という要素は少し薄まったことになります。

とはいえ昨年までの生徒と比べると、調査書は良いが、模試や学校の実力テストなどが奮わない生徒は要注意です。学力をつけることと同時に、志望校を調査書だけで判定せずに学校や塾などでよく相談してください。

まとめ

●2023年の入試は学力の影響が大きくなっている。長期休みには特に復習を計画的に行おう。
●特色枠では調査書も影響が大きい。学校の授業やテストは今まで通りしっかり取り組もう。
●3年生で頑張ることは絶対条件!3年生で学力がつけば上位の高校も狙える。
●自己表現ができるように、普段から自分のすきなことややりたいことを考えたり、話したりしよう。